演目あらすじ
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石 神(いしがみ)

登場人物/男・妻・仲裁人   上演時間/約35分

 

酒好きが過ぎて離縁を望む妻と引き留めたい夫。夫は仲人のもとへ相談に行くと、仲人は霊験あらたな出雲路夜叉神の石神へ祈願に行くよう妻に勧めるので、先回りしてその石神に成りすまし、妻の言い分を聞いてみてはと提案します・・・。

 

 

石神とは(しゃくじん)とも読み、自然石や奇石・石剣などを御神体として祀った信仰神の一つで、良縁・安産・子育てなどの霊験があると云われます。とくに関東や中部地方で崇められており、都内には『石神井(しゃくじい)=石神の井戸の意』という地名も存在します。

また妻が石神の神前で奉納する《狂言神楽》は、三番叟《鈴之段》に同類ですが、神楽を舞う女性ならではの、柔らかくしなやかな舞となっています。この《狂言神楽》はほかに、狂言「大般若」でも登場する舞曲です。

石神のお告げを利用して、妻の思いを留まらせようと奮闘する男の姿は、今も昔も変わらぬ永遠のテーマなのでしょう。

 
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