演目あらすじ
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蟹山伏(かにやまぶし)

登場人物/山伏・強力・蟹ノ精   上演時間/約20分

 

修験道の聖地、大峰葛城山(奈良県)での修行を終えた山伏が従者の強力(ごうりき)を伴って、故郷出羽ノ国羽黒山(山形県)への帰路に着きます。道中山道を進むと、俄かに空模様怪しく雷鳴轟く中、突然眼前に化物(蟹ノ精)が姿を現して・・・。

 

私ども和泉流山脇派の詞章では「山深い所」と特に場所を特定していませんが、流派によっては「江州蟹ケ沢」(鈴鹿峠土山宿辺り)と具体的な地名が出てきます。滋賀県をはじめ福島県や山形県など各地に今もこの「蟹ケ沢」の名が残り、険しい山地や谷あいの代名詞と見受けられます。

蟹ノ精には「賢徳(けんとく)」という異形にも見える面を使用して、山伏たちを待ち受け威嚇します。

山伏が登場する演目は、多くが葛城山から羽黒山へ向かう帰路道中に何事か騒動に発展するというもので、ほかに「柿山伏」「禰宜山伏」などがあります。

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